ヤマハ・セロー250で高速道路を走るためのコツ - 暇人セローさんのバイク走行記録

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ヤマハ・セロー250は高速道路がやや苦手

ヤマハ・セロー250はアスファルト舗装道路から砂利道の林道まで、走るところを選ばない優秀な万能バイクですが、高速道路だけはやや苦手です。

それは、なぜかというと、

エンジンがやや非力
空気の抵抗をまともに受ける
スピードが高くなるとやや不安定になる
燃費が悪くなる

以上のようなちょっとしたウィークポイント（弱点）があるからです。

ウィークポイント１　～エンジンがやや非力～

セロー250は低中回転型エンジンで最大パワーが低めに抑えられています。そのため、快適に巡行できる速度はメーター読みで「80～90km/h前後」とあまり高くありません。

無理をすれば「100km/h+α」で巡行することもできますが、どうしてもエンジンの回転数が高くなってしまうので長時間乗っていると手がしびれます。また、パワーに余裕がないので軽い上り坂でもスピードが落ちやすく、頻繁なスピード調整で気を遣うので疲れます。

ウィークポイント２　～空気の抵抗をまともに受ける～

車体がオフロードタイプなのでカウリングや風よけが無く、走行中に体全体で空気の抵抗を受けることになります。スピードを上げれば上げるほど空気の抵抗は強くなって巡行するのがつらくなります。

それと、大型トラックに追い越される際の空気の乱れにも車体が揺さぶられるので意外とストレスになります。

また、強い風が吹いていると車体が前後左右に大きく揺さぶられ、走っている車線をキープするのも楽ではなくなるので、風の強い日はできるだけスピードを抑えて走った方が良いでしょう。

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ウィークポイント３　～スピードが高くなるとやや不安定になる～

空気抵抗やブロックタイヤ、車体の剛性やその他の影響だと考えられますが、スピードが上がれば上がるほどグリップ感が薄れ、トップスピード付近では緩くゆっくりとした、ねじれるような大きなハンドルのブレが発生することがあります。

ですので、もし、セロー250で高速道路を多用したハイスピードツーリングを楽しむなら、フレームの振動を抑える純正のパフォーマンスダンパーの装着や、タイヤをオンロード向けのタイヤに変えるなどの対策をした方が良いでしょう。

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ウィークポイント４　～燃費が悪くなる～

高速道路を走るとエンジンの回転数も高く、さらに、空気抵抗も大きくなってアクセルを大きく開けることになるので燃費が予想以上に悪化します。

これは管理人の場合ですが、一般道で 39～40km/L だった燃費が高速道路でメーター読み約120km/h（実質約100km/h）で巡行したところ 20km/L 近くまで大幅に悪くなって驚いたことがありました。

1リッターで約20km/L ということは、タンク容量 9.6L のうち 8L まで消費して走っても約160km しか走れないことになります。ですので、一般道と同じ 40km/L の燃費感覚で走っていると高速道路上でまさかの「ガス欠」になる恐れがあるので、くれぐれも十分注意してください。

高速道路を走る場合は、高速道路に乗る直前のガソリンスタンドや最初のSAやPAのガソリンスタンドでガソリンを満タンにして、走行距離が 120km を超えたら次のガソリンスタンドでガソリンを補給すると良いと思います。

セロー250で高速道路を走る時のコツ

4つのウィークポイントを考えると、セロー250で高速道路を走る時のコツが見えてきます。

コツその１　～巡行スピードは 80～90km/h に抑える～

低めのエンジンパワーや燃費（航続距離）、走行安定性のことを考えるとできるだけ低いスピードで走るのがベストになります。ただ、80km/h よりも低いスピードになると大型トラックにも次々と追い越されることになり、迷惑になるだけでなくとても危険です。最低でも大型トラックと同じ 80～90km/h はキープした方が良いでしょう。

コツその２　～トラックの後ろを走って空気の抵抗を軽減～

トラックの後ろを走ると空気抵抗を軽減できるので巡行が楽になります。80～90km/h で走っているトラックを見つけたら、すぐに後ろに付いて空気抵抗を軽減しましょう。普段は追い越しに時間がかかって少々邪魔に感じるトラックですが、セロー250で 80～90km/h で走りたい時には巡行を助けてくれるありがたい存在です。

もし、サイフに余裕があるなら、ヤマハ純正のアドベンチャースクリーンやミニスクリーンを取り付けて、上半身に当たる空気抵抗を軽減すると高速巡行が少し楽になるはずです。

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