いつもの林道が危険な状態に…
つい先日、残暑の蒸し暑さから逃れるために自宅から10キロほど走ればたどり着く山奥の舗装された林道に行ってきたのですが、いつもは快適に走行できる走り慣れた林道が、朝まで降っていた雨の影響で道路がかなり滑りやすい危険な状態になっていました。
道路が湿っている
林道に入った時刻は午前11時少し前ですが、朝まで降っていた雨の影響で林道の日陰になっている場所がしっとりと湿っています。
道路の真ん中にある枯れ葉に乗ると一気にタイヤが滑ることがあるので、両側にある枯れ葉の少ない部分を走行しますが、やむを得ず枯れ葉の上を通る場合はアクセルとブレーキ、ハンドル操作は十分慎重に行います。
この林道の途中には、ほぼ一年中山肌からしみ出した湧き水が道路を横断して流れている場所がありますが、こういう場所はとくに危険な部分なので最大限の注意が必要です。
苔(コケ)が危ない!
なぜかというと、こういう場所は一年中湧き水が道路を覆っているため路面に「苔(コケ)」が生えていることが多く、タイヤが簡単にスリップしやすいからです。
濃い茶色の部分はヌルヌルした「苔(コケ)」です。この上をマシンを寝かせながら高いスピードで抜けようとすれば、間違いなく転倒するでしょう。もちろん、急なブレーキやアクセル、ブレーキ操作もご法度です。
こういった鮮やかな緑色の苔(コケ)の周辺も危険です。何日も雨が降っていなければ乾燥してタイヤが滑ることはないのですが、下の写真のように少しでも湿っていると苔(コケ)が水を含んで滑りやすくなっている可能性があるので、徐行して慎重に通過します。
苔に見えない危ない苔
下の写真は、パッと見たところ安全に通過できそうな状態に見えますが、ここは「超」が付いてしまうほど危険なゾーンとなります。どこが危険なのかというと道路のところどころにある「黒ずみ」の部分です。
その黒ずみをアップで撮影すると、道路の表面にうっすらと海苔のようなものが付着してるのがわかりますが、実はこの黒ずみの正体は水を含むとヌルヌルと滑る「苔(コケ)」なのです。
苔(コケ)というのは何日も雨が降らず乾燥していれば、チリチリに硬くなって滑りやすくなることはありませんが、少しでも水を含むとすぐにヌルヌルと滑りやすい状態に変化するので、路面がかなり乾いてきている状態でも非常に危険です。
路面中央の黒ずみはすべて苔(コケ)で、手で触れるとヌルヌルとしているのがわかります。これは知っていないと危ないですね・・・
備考・その他
山奥にある林道も舗装されていれば安全だと思っていましたが、実は落とし穴だらけでとても危険であるということがわかりました。
もし、車も滅多に通らずスマートフォンの電波も届かないような場所で転倒し身動きが取れなくなったら、命が助かる確率は低いでしょう。
END